ゆづ推しさんのための和歌山講座~方言~

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さくら学院生は地方出身の娘が多く、今年度も半分以上が関東以外からですね。

なので、FRESH!でも方言のコーナーが定番となっています。

昨年も新谷さんが異次元な和歌山方言をくり出していましたね。笑

学校の「上履き」を「バレーシューズ」、「絆創膏」を「サビオ」と解答したり、和歌山独特の呼び方を披露していました。(サビオとはもうあまり言わなくなっていますが)

同じ回に出ていた大阪出身の八木さんとは全然違った解答をしていたのが印象的でした。

和歌山は同じ関西でも大阪とは結構違っていて、さらに方言を強くした感じですね。

 

では、そんな独特な和歌山弁を少し紹介したいと思います。

 

まずは文法から。

 

【~やん

関西弁でよく耳にする「~やん」は「~だよね」というニュアンスで「めっちゃ上手いやん!」のように強調表現として用いられますが、和歌山ではもう一つ使い方があって、動詞の「否定」に使われます。

(例文)

標 準:今日は学校へ行けない。

大 阪:今日は学校へ行かれへん。

和歌山:今日は学校へ行けやん

「できる+やん」は「できやん」、「寝る+やん」は「寝れやん」というふうな言い方となります。

 

【~しか】

一般的に2つのものを比べて評価する場合、「(Aより)Bのほうが~」という言い方をすると思いますが、和歌山では「(Aより)Bしか~」と言います。

(例文)

標 準:(数学より)英語のほうが難しい。

和歌山:(数学より)英語しか難しい。

「~しか」って何ですかね?笑

 

【~ら(よ)】
「動詞+ら(よ)」で「~しようよ」という意味です。
(例文)
標 準:ご飯食べに行こうよ。

和歌山:ご飯食べに行こら(よ)。

初めて聞いたときは少し乱暴な感じがするかもしれませんね。

 

 【~ちゃー】【~ちゃーる】【~じゃーる】

なんか外国語っぽいですよね。

これは語尾に付けて「進行形」を表します。

(例文)

標 準:麻生さんは今、歌のレッスンをしているよ。

和歌山:麻生さんは今、歌のレッスンしちゃーる(よ)。

 「現在進行形」だけではなく「過去進行形」や「完了形」にも応用できます。笑

(例文)

標 準:新谷さんはさっきまでみかんを摘んでいたよ。

和歌山:新谷さんはさっきまでみかん摘んじゃーった(よ)。

 

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次は語尾。

 

【~やいしょ】【~と(ー)】

「~なのよね」というニュアンスの強調表現ですが、女性はあまり使いません。

どちらかというと、おっさん言葉です。

(ちなみに和歌山弁では「おっさん」のことを「おいやん」と言います)

(例文)

標 準:昨日、さくら学院のライブ行ったんだよね! よかったよ!

和歌山:昨日、さくら学院のライブ行ったんやいしょ! よかっとー

 

【~よ(ー)】

とにかく和歌山弁では形容詞のあとに「よ」をよく付けます。

ラップみたいですよね。

(例文)

おもろい! 痛い! 眠たいよ~ えらいよ~(しんどいの意味) 

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 そして、最後にクイズにできそうなおもしろ方言。

 

【ずつない】

食べ過ぎてしんどい時に使う表現で、年配の人が使います。

(例文)

和歌山:あー食べ過ぎた! ずつない(よ)

 

【いぬ】

犬じゃないですよ。「帰る」という意味です。

(例文)

和歌山:今日は遅いからもういぬわ

たまに「いんでくら」と言う強者もいます。笑

 

【もじける】

「こわれる」という意味です。こちらもお年寄りが使います。

(例文)

和歌山:この時計もじけちゃーら。

 

【つく】

「押す」という意味です。

特に自転車を押すときの表現で、和歌山では「自転車をつく」という人が多いです。

 

【こんこ】

「たくわん」のことです。

これは和歌山だけの方言かは定かではありませんが、「(お)こうこ」から派生したものだと思います。

 

 

和歌山弁どうでしたか?

異次元でしたか?

書き出すときりがないですが、他にもおもしろい和歌山弁がたくさんありますので、興味をもって頂けると幸いです。